パチンコ中毒はギャンブル依存症?どんな病気?

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ギャンブルは全世界で幅広く行われています。パチンコやスロットマシンの店舗がいたるところにあり、競馬、競艇、競輪の施設が一般向けに営業されて、場内および遠隔賭博を提供しています。さらにスマートフォンのおかげで、ギャンブラーはいつでもどこでもオンライン賭博を行うことが容易になりました。

日本の厚生省労働省による2017年のアンケートによると、国内の成人3.6%(320万人)が、人生の中で一度はギャンブル依存症になったことがあると推定されます。これはフランスオランダ(それぞれ1.2%と1.9%)といった他の先進国と比較すると、驚くべき数字の高さです。

さらに同アンケートによると、0.8%の成人(70万人)が前年度にギャンブル依存症の兆候を示しており、依存者は月に平均5.8万円を費やしていました。中でも、パチンコとスロットマシンは最も人気の高いギャンブルにもなっていました。

2016年12月に統合型リゾート整備推進法案、いわゆる「カジノ法案」が可決され、長年にわたるギャンブル依存症の問題へ一般大衆の注目がようやく向けられるようになりました。しかし驚いたことに、その法案にはギャンブル依存症を防止するための方策が何も含まれていませんでした。

つまり、日本は先進国の中でも、利益性の高いギャンブル部門をさらに成長させようと躍起になっている一方で、依存症に対する抑止策はとられていないのです。こういったギャンブル依存症に対する無関心のせいで、中毒に悩む患者が増加した結果、社会全体に混沌とした状態をもたらし、その問題が野放しになっているのでしょう。

 

家族からの遺伝

実は、筆者自身、ギャンブル中毒がその患者の家族に悪影響を及ぼすのを間近に体験し見てきました。筆者の祖父と父はギャンブル依存者で、筆者自身もその診断を受けました。父と祖父が陥ってしまった罠に、筆者も避けて通れなかった、と周りの人から言われました。

こうした周りの人の反応は理解はできますが、一方でこのことから、ギャンブル依存症についての基本的な理解があまり浸透していない、ということが分かります。事実、問題となるギャンブルとは、代々家族内で遺伝されやすいものであり、筆者のような3世代にもわたって依存症を抱えてしまう、という「ギャンブル依存症の家族遺伝」は決して珍しいことではないのです。

もちろん、ギャンブル依存者の子供は、決して親の足跡を辿るべきではありませんが、結局はこの同じ闇を辿ることになってしまう人がほとんどです。筆者の場合は、自分もギャンブル中毒にかかっていたことを知って驚愕しました。嘆きと悲しみに押しつぶされ、どうして自分はあまりにも簡単にこのような病に陥ってしまったのか、とひたすら悩んで考えるばかりでした。

 

チェーンの呪縛を断ち切る

ギャンブル依存症を克服しようとしている人にとって、家族の対応のしかたが非常に重要な意味を持ちます。親や他の家族が自分のあやまちを一掃することによって、依存症を家族内で広めさせないことが最重要です。リハビリプロセスを始める場合、まず本人自身が問題を抱えているという自覚を持つこと、そして自分の振る舞いの結果に正面から取り組むことです。

借金返済などができるようになると、自分の病気に対して責任を取らねばならない、というプレッシャーから解放されるということを、ほとんどの人は認識していません。しかし、そのプレッシャーから解放されないと、ギャンブル依存症が無くなることはなく、家族たちはその病気がもたらす災難の尻拭いをしながら、時間とお金を費やすしかなくなるのです。

カジノ法案がいかに現状の問題に対して功を奏することになるか、時が経てば答えが出ることでしょう。